水に浮くもの沈むもの

水に浮くもの、沈むもの、水槽を使って実験

2つの大きさの違うくぎを見せて、

「この大きなくぎと、この小さなくぎ、さあ、どちらが沈んで、どちらが浮くと思いますか?」

の質問に、予想通り!?

「大きい方が沈んで、小さい方が浮く~」
と自信をもって答える子ども達!
じゃあ、やってみましょう。水槽にポチャ。
「あ~沈んだ~」
「あっ、そうだ。金属は沈むんだ!」
そうです!水に浮くもの、沈むものは、大きさではなく、何で出来ているかでしたね。
「木で出来ている物は浮く。」「プラスチックもうくよ。」
と次々と意見が出て、実際に入れてみます。
紙、鉛筆、消しゴム、プラスチック、はさみ、お金・・・ほぼ予想通りで満足げな表情(^ ^)
次に植物。「なんだかよくわからない・・・」
では、予想を立ててから実際に入れてみましょう!
当たった!はずれた~!で大盛り上がり。
実験してみて何がわかったかしら?
「土に上のものは浮いて、土の中のものは沈む!」
では、水に沈んだジャガイモを包丁で小さく切ってみて、どちらが沈むか実験です。
「小さく切ったジャガイモは浮く!」
「違う。違う。ジャガイモだから小さくきっても沈むよ!」
結果・・・ポチャ!沈みました!
「やった~!沈んだ!」
くぎの実験でやったとおり、大きさは関係なく、ジャガイモは小さく切っても沈みますよね! じゃあ、最後にトマトと玉ねぎはどうかしら?
「トマトは土の上だから浮いて、玉ねぎは土の中だから沈む!」
自信をもって答える子ども達。
残念・・・!トマトは沈んで、玉ねぎは浮いてしまいました。
そうなんです。トマトは青いときは、水に浮きますが、赤く熟したトマトは中身がぎゅっと糖度がまして密度が濃くなるので、水に沈みます。
ここでわかること・・・
1.水の浮き沈みは大きさでなくて何で出来ているか。
2.水の密度(1g/1㎤)よりも密度の大きいのが沈み、密度の小さいものが浮く。
2については、当然小学校受験レベルの子どもにはまだ難しいので、
だから「土の上の物は水に浮き、土の中の物は水にしずむことが多い。」
と教えるようにしています。そしてトマトと玉ねぎは例外!
子ども達は、例外があることで混乱するのでなく、実験して、例外があることがさらに好奇心を抱き、
逆に水の浮き沈みだけでなく、食物のあり方、土の中の物か土の上(木になるもの、つるになるもの等)のもの、
いろいろなことへの興味に発展。

はじめはなんだかよくわからなかった水の浮き沈み、ちょっとした実験でみんなすっかり得意げに